カムジャは寝てた。なんかフニャフニャで実感とか湧かんかったけど
ロン眉は「ほら、豆乳。ちゃん、隣の子よりかわいいやろ?」という。さらに・・・
「さ!母乳あげな!この子お母さんのお乳待ってるで!」
・・・・あげたいのはやまやまやけど、立ってるのも精一杯。授乳室は母親しか入れへんし一人で立ったり座ったりなんか無理。母子同室にしてもカムジャが泣いてお乳やミルクほしがっても私一人で起き上がれへんし。
とロン眉に訴えたら
「カムジャ、かわいそう、お母さんのお乳のまれへんなんて。ほかの子はもう飲んでるんやろうなぁ。ずーっと新生児室でお母さんのお乳に触れることもできんで寂しいんちゃうかなぁ」と言う。
新生児室のカムジャの前で涙が出てきた。
わかってるけど、痛いんやもん。なんかカムジャみても自分の子って感覚がぜんぜん芽生えなくてそれより痛いのが大きくて私ほんまにお母さんになれるかなって思ったらまた不安と悲しみがダーッと押し寄せてきてびーびー泣いた。近くにいたおばさんが「どうしたの?赤ちゃんの具合でも悪いの?」と心配そうに聞いてはった。
ロン眉、いつか仕返ししてやるっ!覚えとけ!
次の日になるとだいぶんとましになって痛いけど起き上がったり座ったりが前日よりはさっさとできるようになったので初めて授乳室に入った。
点滴をしてるから管が邪魔やったけど、カムジャはお風呂したばっかしのようでいい匂いがした。看護婦さんが授乳の仕方を教えてくれてその通りやってみた。出てはなかったと思うけど、一生懸命すわってない首をくねくねさせながら頑張ってた。その日からカムジャを同室に。
しかし。。
その日。息子と聞いて踊りまくっていたシオモニが昼に到着・・・。
やっとカムジャと一緒に!と安心していた私にとってはお邪魔な人であった。
シオモニはいきなり部屋に入るや否や
「さーーーーーーーーーーーーーー!ちんちん見よか~~~」とオムツを開いた。
・・・。
「わーーーこのコチュ(ちんちん)みて~~~立派や~~ほれ!見てみ~」
・・・。泣きたい。
その後、オムツを替えるだびに
「コチュ、チョm ボァラ!(ちょっと、ちんちん見てみ!)」と連呼してはった。
ゆえにわざとシオモニが電話してるときとおらんときにオムツ替えにいそしむ私の姿があった。なはは。